口唇ヘルペスはキスでうつる?

水泡が出来てしまう口唇ヘルペス。ヘルペスと言えば人にうつってしまう性病の一種ですが、口唇ヘルペスも人にうつってしまうのでしょうか?噂では、キスだけでもうつるという話が…。

性病検査する施設と結果までの時間、バルトレックス

ヘルペスウィルスの有無の検査は、抗原検査と抗体検査の2つに分けられています。
抗原検査は、水ぶくれや潰瘍を擦りとって調べる方法です。
即日検査の結果は、15分くらいの時間でわかります。
抗体検査は、血液を採取して、ヘルペスの抗体を検出して感染状態を調べる方法です。
結果がわかるまでには5日ほど時間がかかります。
ただし、即日で結果がわかるのは、病院の自費診療による検査です。
保険診療では即日には結果がわかりません。
再来院した時に結果が伝えられます。
自費診療の場合には、Webや電話で結果を聞くことができる病院もあります。
抗原検査は症状が出ている時ならばいつでも調べられますが、抗体検査は思い当たる行為から1ヶ月以上たった後に検査可能になります。
検査を受ける施設ですが、泌尿器科、婦人科、性病科、などの医療機関が確実です。
保健所などの施設では性病検査を無料でやっていることもありますが、ほとんどがエイズの検査で、ヘルペスは実施していないこともあります。
施設に行く時間がない人には、検査キットを購入して、検査施設に郵送して結果を教えてもらえる方法もあります。
どの施設を利用するにしても、思い当たることがある時には、早めに検査を受けて感染を拡大させないようにしましょう。
感染リスクを抑えられる薬には、バルトレックスがあります。
ヘルペスウィルスの増殖を有意に抑える薬で、再発を防止することでウィルスの勢力が広がらないようにすることが出来ます。
ただし、バルトレックスを飲んでも体からヘルペスウィルスがいなくなるわけではありません。
症状がおさまった後でも、ヘルペスウィルスは神経細胞に潜んでいます。
バルトレックスを適切に服用すればQOL(生活の質)の向上が望めるというメリットがあります。

ヘルペスの治療に効果的な薬とは

性行為などを通じてヘルペスウイルスに感染してしまった場合、それが重度の症状になると入院治療が必要になることもあります。
放置をしていても自然に回復するまでに長い時間がかかり、加えて症状が出ている間は激しい痛みに襲われるため、一度ヘルペスを発症してしまった場合には薬を用いた治療が行われます。
ではヘルペスの治療に効果的な薬は何かと言うと、代表的な薬となるのがバルトレックスという薬です。
これはバラシクロビルという成分を主成分にしており、ことヘルペスウイルスに対しては非常に効果的に作用します。
ヘルペスウイルスは単体だと強い症状を起こすものではなく、胎内でDNAを複製して増殖することではじめて症状が出てきます。
感染してから2~12日という潜伏期間があるのは、ウイルスが複製を完了し、症状が出る数がそろうまでの時間なのです。
しかしこれは同時に、ウイルスの増殖さえ防いでしまえば症状も抑えられるということになります。
バルトレックスはウイルスがDNAを複製する際に使用される酵素であるDNAポリメラーゼの働きを阻害することでウイルスの増殖を食い止めるのです。
増殖を食い止めることが出来ればあとは体が抗体を作り、その抗体の働きによってウイルスを減少させることが出来るようになります。
症状の状態によって効果が発揮されるまでの時間は異なりますが、多少痛みを感じる程度の初期段階の症状であれば、服用開始から2日程度で症状の緩和が見込めるというようなこともあり、数ある薬の中でも特に効果的であると言えます。
現在では欧州や米国を含む世界85ヶ国で積極的に使用されるようになっているほどですから、効果、安全性ともに信頼して利用することが出来るでしょう。

コンジローマと女性に多い口唇ヘルペスについて

疲労が重なり、体力が落ちている時に、唇や唇のまわりが赤くなり、痛みのある水ぶくれができることがあります。
この症状は、口唇ヘルペスの症状です。
口唇ヘルペスの原因は、単純ヘルペスウイルスです。
単純ヘルペスウイルスは、性器ヘルペスの原因でもあります。
単純ヘルペスウイルスは、感染力が強く、しかも感染すると潜伏し、再発を繰り返す可能性があるのです。
口唇ヘルペスは、男性よりも女性の方がかかりやすく、しかも顔にできて目立つので、困っている女性は少なくないのです。
しかし、口唇ヘルペスは、適切な治療をすれば、2週間くらいで治ります。
感染が初めての場合は、水ぶくれがたくさんできたり、熱が出てリンパ節が腫れることもありますが、再発の場合は症状が軽いことが多いです。
日本には、アトピー性皮膚炎の症状で悩む人がたくさんいますが、アトピー性皮膚炎の患者は、皮膚が弱く、そのため単純ヘルペスウイルスに感染しやすいのです。
しかも、合併症の危険もあるので、アトピー性皮膚炎の患者は、ヘルペスに感染しないように注意する必要があるのです。
ヒトパピローマウイルスというウイルスによって起こるのが、コンジローマです。
コンジローマは、潜伏期間が数週間から数ヶ月で、しかも自覚症状がほとんどないので、発見が遅くなるケースもあります。
また、コンジローマも、ヘルペスと同様に再発する可能性があります。
お腹に子供がいる女性の場合は、母子感染の危険もあります。
コンジローマが母親から子供に感染した場合、病気が重症化することもあり、最悪の場合は死に至る可能性もあるのです。
ですから、妊娠している女性は、医師とよく相談して治療計画を立てることが大事です。

性病ウイルス撃退方法

性病ウイルスというのは、性行為でしか感染しないものもありますが、他の経路でも感染するものの2種類に分けられるのです。
厳密には性行為で感染するものが性病と呼ばれているのですが、性行為をしていなくて感染する病気で主要な症状が性器の周りに出てくる場合もあります。
それも性病として扱われるケースもあるのです。
性器の粘膜同士が触れ合って感染するものがほとんどなのですが、性行為は全てで感染する可能性は常にあります。
感染している皮膚が触れ合っただけで感染することも有り得るのですが、感染しないためにも注意が必要になってきます。
性病ウイルス撃退方法としては、性行為でも気をつけるなどの意識が大事なのです。
ウイルスは一度感染してしまうと体内に住み着き、免疫力が低くなると症状が出るといったことを繰り返しがちなのです。
まず感染しないためにパートナーが感染していると感じたのであれば、感染経路には十分警戒して自分も感染しないようにするべきです。
潜伏期間もあるので症状がでなくて気づきにくかったりするのですが、性行為では避妊具を使用すると少しは防げます。
タオルや下着などから感染してしまう特殊な性病もあるので清潔感は病気予防になってきます。

性病にならない為の体作り

性病は一度発症すると、種類によってはそれから長く付き合っていかなくてはならなくなります。
そのため性病を発症しないような体づくりを心掛けるということは非常に良いことです。
いくら性病と言っても、その原因はウイルスや真菌などであり、そうしたものは健康な人間の体の中では繁殖できません。
性病にならないための体づくりということを考えるのであれば、端的に述べて「免疫力が強いからだを作る」ということだと考えることができます。
さて、では免疫力の強いからだを作るにはどうすれば良いのかというと、まず最初に挙がってくるのが運動です。
体に対して適度な負荷を安定してかけている体では異物に対して働く白血球が効果的に働くように変化が発生し、性病を引き起こすウイルスや真菌を寄せ付けない体を作ることができます。
何もウェイトリフティングができるほどの筋肉をつける必要はありませんが、ジョギングやスイミングなど、軽い有酸素運動を一日あたり30分程度継続して行うと良いでしょう。
次に考えたいのが食事です。
食事で何よりも重要なのはバランスですが、こと免疫力のことを考えて重視したいのが野菜です。
ビタミン類は体の調子を整える作用があり、体の調子が整えば免疫力も強くなります。
ただ現代だと普段の仕事などで規則正しい食事を取るのが難しいというようなケースもありますから、そうしたケースに該当してしまう場合にはサプリメントを効果的に活用することも考えてみましょう。
サプリメントであれば時間が無くとも栄養を摂取できますし、最近であればかなり安価に入手できるようになりましたから、費用負担も抑えて健康な体を作ることができるようになります。
性病にならない体とは免疫力の強い体であり、それには運動と食事が基本です。
この基本をしっかり押さえ、性病にかからない体を作りましょう。